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リ推協 2023年度住宅リフォーム実態調査/住宅リフォームの平均費用347.6万円 検討時の予算との差は約82万円

 一般社団法人住宅リフォーム推進協議会(リ推協・瀬戸欣哉会長)は2月、「住宅リフォームに関する消費者・事業者に関する実態調査」をまとめ、結果報告書を公表しました。
 これによると、リフォームの平均費用は347.6万円。検討時が265.7万円で、その差が約82万円になることがわかりました。
 リフォームを検討するきっかけは「壁、床、天井、屋根など住宅の構造部分が古くなった又は壊れたから」が41.9%で最も多かった。「設備や機器が古くなった」「水回りの使い勝手が悪くなった」など老朽化がきっかけとなる傾向が続きました。
 リフォームするにあたり不安な点は、「費用がかかる」
39.1%、「見積もりの相場や適正価格がわからない」31.9%、「リフォーム工事後の不具合への対応」29.6%が上位にあがり、費用面や工事後の対応に不安を持っていることがわかりました。
 一方、実施者が事業者を選定するときに重視した点、契約理由については、「担当者の対応・人柄」25.8%、「工事の質・技術」23.1%、「工事価格が安い」21.0%がトップ3となりました。
 リ推協では、調査は住宅リフォームの意識と行動についてインターネットを通じて明らかにするとともに、住宅リフォームの需要拡大の方策を検討することを目的に実施したとしています。

大規模修繕工事新聞 172号2024-04