
行旅死亡人(こうりょしぼうにん)…病気や行き倒れ、自殺等で亡くなり、名前や住所など身元が判明せず、引き取り人不明の死者を表す法律用語。
令和2年4月、兵庫県尼崎市のアパートで、「年齢75歳くらいの女性」が、「絶命した状態で発見された」。本書は、こうした「行旅死亡人」が本当の名前と半生を取り戻すまでを共同通信大阪社会部の記者が追ったノンフィクションである。
マンション関連法規では、令和6年6月マンション標準管理規約改正において、理事長は理事会の決議を経て、区分所有者等の所在等の探索をすることができる規定が新設された。
来年4月施行の改正区分所有法においても、区分所有者を知ることができず、またはその所在を知ることができない専有部分について、裁判所が所有者不明専有部分管理人による管理を命ずる処分(所有者不明専有部分管理命令)する制度が創設される。
区分所有者が孤独死した場合、管理費等の請求先が不明となるケース、専有部分の管理不全が放置されて住環境の悪化を招くケースが想定され、管理組合としての対策を、理事会は取らなければならない。
本書のような「物語」がマンションでのリアルになる可能性は、十分にある。
著者/共同通信大阪社会部:武田惇志、伊藤亜衣
発行/毎日新聞出版株式会社
判型/四六判・216ページ
定価/1,760円(税込)
第1刷/2022年11月30日
第5刷/2025年05月25日
ISBN: 978-4-620-32758-7
(リンク)
//mainichibooks.com/books/nonfiction/post-593.html
大規模修繕工事新聞 2025-11月 191号





