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冬季養生

中医学の養生の基本として陰と陽の調和があります。中医学では、人と自然は一つでお互いに協調して影響し合っていると考えられています。
  陰とは冷たい、静か、女性、夜、冬の寒い季節などを表し、陽は暖かい、活動的、男性、昼間、夏の暖かい季節などを指します。
  夏の間は、体の陽気が強くなりすぎないように、毛穴を開き汗をかきやすくして、体を冷やして陽の気を抑えますが、逆に冬の間は汗腺を閉めて陽の気を漏らさないように体温調整を行います。これがうまくいかないと、風邪を引いたり様々な自律神経トラブルに見舞われます。
  今年の冬は、昼間の気温と朝晩の気温差が例年よりも大きく、さらにかなり強烈な寒気が定期的に南下する事が予想されていますので、体の陽気を増やす食材をうまく取り入れて守りを固めてください。
 体を温めるオススメ食材は、生姜、ネギ、ニラ、ナツメグ、シナモン、唐辛子、蓮根、長芋などの根菜類、切り干し大根、干し椎茸、湯葉、高野豆腐、乾燥ワカメなどの乾物類を積極的に補ってください。
  今月の食薬は八角です!食薬とは薬に近い効果がある食材です。八角は果実が8つに分かれていることからネーミングされています。八角には強力な抗ウイルス作用があり、インフルエンザのお薬であるタミフルの原料としても有名です。体を温めて、ウイルスを撃退させる働きがありますので、風邪気味の時に、豚の角煮や煮卵に用いて邪を払うと良いですね。八角に合うのは甘めの濃い口醤油で、台湾料理風の独特の風味になります。
 今月のツボは関元です!お臍から指4本分下のところで、元気が集まるツボです。
 冷え性や生理痛、尿のトラブル、下痢、むくみなどに効果があります。温灸器などで、よく温めると体の冷えや重だるさが解消できますよ。

(薬剤師・国際中医師・国際薬膳師 高田理恵)

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大規模修繕工事新聞 2026-1月 193号