マンションAI』に相談してみよう!
現在、全建センターの『マンションAI』は数多くのマンションの理事、あるいは組合員からご質問が寄せられ、それに対してマンションAIが回答している、という実例があります。
このコーナーでは、実際にこの数カ月の間に管理組合の皆さんが『マンションAI』を活用されている実例を紹介します。
【監修】全建センター筆頭理事・佐藤成幸
Q
マンション1階にシロアリが発生。どう対応すればよい?
A
シロアリが地中から建物の構造部を通って浸入している場合、建物の維持管理の問題となるため、管理組合が全体的な駆除・防蟻処理を行うのが一般的です。
管理組合では、まずは専門業者に調査を依頼します。
・シロアリの種類(ヤマトシロアリ、イエシロアリ等)
・浸入経路(基礎のひび割れからか、配管からか等)
・被害の範囲(構造体に及んでいるか)
これらを特定することで、対策を講じます。
1階の床下で発生したシロアリを放置すると、建物の構造全体(他の住戸や共用部分)に被害が広がる恐れがあります。
このような場合、管理組合は「建物全体の資産価値維持」の観点から、管理組合負担で一斉に防蟻処理を行う決断をすることが多いです。
シロアリは建物の安全性を脅かす問題であるため、個人の専有部分に被害が出ていたとしても、管理組合が「建物保護」の目的で一括して対策費用を算出する(または一部補助する)ケースも少なくありません。
個人でシロアリ被害を発見したときは、まずは管理組合の理事会や管理会社へ状況を報告し、調査を先行させるのが賢明です。
区分所有法第9条(建物の設置又は保存の瑕疵に関する推定)により、建物の設置・保存に欠陥がある場合は、それが共有部分にあるものと推定されるため、管理組合側が「専有部分が原因であること」を証明できない限り、基本的には管理組合側の対応が求められる傾向にあります。
大規模修繕工事新聞 2026-3月 195号





