月刊「大規模修繕工事新聞」は、一般社団法人 全国建物調査診断センターが発行するマンションの適正な管理に役立つ管理組合向けのフリーペーパーです。コロナ過を契機に発行形態を紙媒体から全面的に電子版に移行いたしました。それにともない、これまで首都圏、関西圏のみの発行でしたが、ネット配信の強みを生かし、全国規模に拡大しました。当HPでは、「大規模修繕工事新聞」創刊から現在に至るまで、全ての記事をアーカイブ収録していますから、マンションの大規模修繕工事に関する情報やマンション管理組合に関する情報を右の<記事検索>にキーワードを入れるだけで表示させて、必要な記事を読むことができます。今後とも、マンション管理組合さまのお悩みに寄り添い適切な情報をお届けしてまいります。

屋上アスファルト防水の膨れ破断

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屋上アスファルト防水の膨れ破断

【現 況】
屋上のアスファルト系防水では経年劣化による、防水層の膨れ、ジョイント部(接合部)のひび割れ・剥離、表面保護塗装材の劣化、風化等が見られるようになる。膨れは2㎡以上、ひび割れ、剥離は5cm以上のものがあるかどうかをメジャーで測定して確認する。
【原 因】
屋上は直接日光に当たる場所なので温度格差が生じやすい。下地層からの水分等が気温により浮上することでシートが膨み、気温が下がると戻る。これを繰り返すことによって膨れ破断の原因になる。
屋根勾配やルーフドレンが適切でも水たまりができる場合がある。水たまりは防水層の劣化ではないが、土やホコリがたまって草が生えたり、夏には日光により水がお湯になり、防水層や断熱材の
耐久性を低下させる。

【対 策】
最新の部分補修の手法としては、新規に新しいシートを上から被せて防水する改質アスファルトルーフィングによるトーチ工法(被せ工法)がある。工場生産されたシート(合成繊維不織布×改質アスファルト)をトーチバーナーで熱融着することで、機密性が高く、耐久性、破断抵抗性に優れた防水層を作るというもの。
従来の熱アスファルト工法に比べ、臭気や煙の発生量が少なく、環境への負荷が少ないことも特徴。有機溶剤を使用しないため、中毒や火災の危険性も少ない工法である。
(大規模修繕工事新聞No.62)

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