住宅金融支援機構のマンション共用部分リフォーム融資とは、マンション管理組合が大規模修繕工事等の共用部分リフォーム工事を行うときに利用できる融資で、対象となる工事費の8割以内、戸当たり150万円(耐震改修工事を伴う場合は500万円)を限度に借り入れができる商品。
平成27年1月5日現在、融資金利は一般のリフォーム工事は年1.16%、耐震改修工事を伴う場合は年0.96%(返済期間1 ~ 10年)となっている。
さらに「マンションすまい・る債」の積立管理組合は0.2%引き下げの特典が1月よりスタート。一般リフォームで年0.96%、耐震改修を伴う場合で年0.76%となった。「マンションすまい・る債」とは、国の認可を受けて住宅金融支援機構が発行する債券で、修繕積立金の計画的な積立て・適切な管理をサポートするため、定期的に継続購入するもの。機構による無料保護預り(債券の管)、
高利率、優先的に弁済を受ける権利などのメリットが管理組合にある。
(大規模修繕工事新聞 No.62)