月刊「大規模修繕工事新聞」は、一般社団法人 全国建物調査診断センターが発行するマンションの適正な管理に役立つ管理組合向けのフリーペーパーです。コロナ過を契機に発行形態を紙媒体から全面的に電子版に移行いたしました。それにともない、これまで首都圏、関西圏のみの発行でしたが、ネット配信の強みを生かし、全国規模に拡大しました。当HPでは、「大規模修繕工事新聞」創刊から現在に至るまで、全ての記事をアーカイブ収録していますから、マンションの大規模修繕工事に関する情報やマンション管理組合に関する情報を右の<記事検索>にキーワードを入れるだけで表示させて、必要な記事を読むことができます。今後とも、マンション管理組合さまのお悩みに寄り添い適切な情報をお届けしてまいります。

小修繕の提案や業者選定は   管理会社任せでよい?

Q21 小修繕の提案や業者選定は
  管理会社任せでよい?

管理費会計の中に日常管理上のポンプの修理、フェンスの補修などの小修繕項目がありますが、管理会社から提案される予算に、この必要かどうかわからない費用が毎年計上されています。さらにその工事は管理会社の下請けが行います。
管理会社の提案を受け入れることで、管理委託費用のほかにもどんどん管理会社に組合資産を取られているのではないかと気になって仕方ありません。小修繕を組合主導で行うにはどうすればよいでしょうか。

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管理費会計の中に日常管理上のポンプの修理、フェンスの補修などの小修繕項目があります。さらに多くがその工事は管理会社の下請けが行います。
管理会社からの予算案ではこのような小修繕が毎年計上されていますが、確かに本当に必要なのか、提案される予算は適正なのか―大規模修繕工事は一大事業として取り組む一方、小修繕にはあまり気を留めていない管理組合が少なくないように思われます。

やはり、肝心なことは管理組合が主導権を持って管理運営を行うことでしょう。うまくいっているところは修繕委員会や営繕部会などを作って、住民が実施する工事を決めています。
とはいえ、いきなりそうした専門委員会ができるマンションばかりではありません。
まずは管理会社の協力会社以外から見積もりを取ってみる方法もあるのではないでしょうか。
気をつけたいのは、値段だけで天秤にかけないことです。管理会社の提案は地場の業者より高いのが一般的です。それはマンションに精通している、工事監理も含んでいることなどが要因です。管理を受託している以上、不具合があった場合に逃げられないとも言えます。
地場の業者では共用部分も専有部分も知らないで、工事を請け負い、後で倒産してしまい、住民間のトラブルだけが残ってしまったなんて例もよくあります。
業者選びはいろいろな角度からものを見て皆さんで検討されたいと思います。
(大規模修繕工事新聞 第66号)


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