月刊「大規模修繕工事新聞」は、一般社団法人 全国建物調査診断センターが発行するマンションの適正な管理に役立つ管理組合向けのフリーペーパーです。コロナ過を契機に発行形態を紙媒体から全面的に電子版に移行いたしました。それにともない、これまで首都圏、関西圏のみの発行でしたが、ネット配信の強みを生かし、全国規模に拡大しました。当HPでは、「大規模修繕工事新聞」創刊から現在に至るまで、全ての記事をアーカイブ収録していますから、マンションの大規模修繕工事に関する情報やマンション管理組合に関する情報を右の<記事検索>にキーワードを入れるだけで表示させて、必要な記事を読むことができます。今後とも、マンション管理組合さまのお悩みに寄り添い適切な情報をお届けしてまいります。

教えて!管理組合交流相談室 ベストアンサー編

1508-68-14-2

 

Q22 既存マンションに電気自動車導入は拡大するの?

ベストアンサーに選ばれた回答

1508-68-14-1エコカー(EV)、またはカーシェアも視野にしては…
電気自動車(エコカー・EV)に対応できる設備を備える、カーシェアリングを導入することは、これからのマンションの付加価値を高めるものと考えられます。
ただし、大がかりなエコカーの電源設備の設置等は総会での特別決議(4分の3以上)が必要となります。また、車を持たない世帯から管理組合の資金を使うことに反対意見が出ることも想定されます。
一方、共用部分の形状や効用を変えるほどではなく設備導入が可能ならば、普通決議(過半数)で通ります。こうしたエコカー、またはカーシェアリングの導入は、今後の普及事情によるため、管理組合としても視野に入れておく必要があるでしょう。
そしてエコカー導入の検討が実際になれば、管理組合としては、電気使用料の負担についての管理規約改正、カーシェアリングでは使用細則、使用契約書の定め等が必要となるでしょう。
いずれにしろ、共用施設に対する不公平がないよう、トラブルのもとにならないような事前準備が必要です。
<参考文献>
『新・マンション管理の実務と法律』 齊藤広子、篠原みち子、鎌野邦樹/著日本加除出版㈱/発行A5判・316ページ・定価2,800円(税別)

(大規模修繕工事新聞 第68号)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA