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Q24 外国人のマンション居住で注意する点は?

まずは生活ルールの周知徹底
使用細則、注意書き等の翻訳を

ごみ捨てや室内パーティーの騒音などの生活ルールでトラブルになりがちなため、外国人の入居を拒否することはできるか―とありますが、外国人に対する賃貸借契約を拒否することは憲法14条(法の下の平等)の趣旨に反します。訴えられれば、不法行為で慰謝料等の損害賠償を請求されることになりかねません。
このため、「賃借人は日本人に限る」「外国人に賃貸してはならない」といった管理規約の定めは無効と考えられます。
そもそも日本人より外国人の方がトラブルを起こしやすい、ルール違反をする、といった根拠はありません。
日本の生活習慣をよく知らない、区分所有者や仲介業者が生活ルールをわかるように説明していないことからトラブルにつながるケースがほとんどです。
そこで、トラブルを予防するためには、管理規約や使用細則のほか、生活ルールの取り決めなどを周知徹底することが必要

15-10-70-39Q24 外国人のマンション居住で注意する点は?
教えて!管理組合交流相談室 ベストアンサー編

ベストアンサーに選ばれた回答です。日本語を話せても読めないことからルールを理解できていない場合もあります。
管理規約や使用細則、掲示板の注意書きなどを翻訳して交付する等の対応が大切でしょう。
こうした対応をし、繰り返し説明・注意をしても違反行為をする人には、理事会の決議で理事長は是正のための勧告、指示、警告を行うことができますし、違反行為が著しい場合は「規約違反」「共同の利益に反する行為」として行為の停止や差し止めを請求することができます。こうした場合は、もはや日本人や外国人を問わず、といえるでしょう。
まずは、生活ルールを周知徹底する努力をすること。ルールがわかればトラブルは減少します。
ルールをわかって破る人は、その人がそういう人であって、外国人みんながそうだということにはならないでしょう。日本人とて同じことです。
<参考文献>
『新・マンション管理の実務と法律』
齊藤広子、篠原みち子、鎌野邦樹/著
日本加除出版㈱/発行
A5判・316ページ・定価2,800円(税別)

15-10-70-40横須賀米軍基地の近くに立地するマンション(築30年・91戸)では、マンション住まいのための使用細則の英訳文を作成している。翻訳は管理組合役員と横須賀市の米軍基地対策課が作成。マンションに住むにあたってのルールや約束事が書かれている。
同マンションは不在区分所有者が約30%。賃貸人はすべて米軍を通して入居する米軍人だ。「入居時に住まい方を理解してもらって、借りてもらうことが目的」と理事長。契約社会のアメリカ流らしく、表紙に理事長のサイン、賃貸人は誓約書にサインを入れて入居するシステムとなっている。

(大規模修繕工事新聞 第70号)


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