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外壁改修って何?《その2》

2010-12-12-30

経年とともに劣化する建物

下のグラフ①のように、何も手入れ(修繕)をしない建物はA線のようなカーブで経年とともに劣化していき、ついには建物としての最低性能すら維持できなくなります。
一定の間隔で修繕工事を行った建物はその都度建物の機能が回復し、B線のような劣化カーブとなります。
また、ある程度劣化が進んだ時期に大規模な修繕工事を行うことによって、建物の初期性能を上回る性能・価値を得ることも場合によっては可能です(C線)。

大規模修繕工事によって寿命も延びる

鉄筋コンクリートの建物も人間の身体と同じように歳を取るとともに弱ってきます。
時には病気にもなります。取り返しのつかないことにならないうちに、健康診断をし、治療しておくことが大事です。
大規模修繕工事を行うことによって建物は元気によみがえり、寿命も延びることになります。健康ではつらつとした建物は資産価値としてもプラス要因となります。
そして何より、そこに住む人々に快適な生活を約束します。手入れを忘れ、スラム化したマンションは住民の生活も資産価値も台無しにしてしまいます。

大規模修繕工事とは…?

その昔、ベランダの鉄部の塗装工事を行ったマンションが次の機会に外壁やベランダ防水の修繕をすることになりました。そこで、足場を組んで行う作業は周期を同じにして一緒に行ったほうが費用的にも無駄がないと考えたことから、足場があったほうがよい工事をなるべく集めて行うことにしました。
個別の修繕工事をまとめて行うことで、大規模修繕工事と呼ぶようになったといいます。
(大規模修繕工事新聞 第12号)

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