月刊「大規模修繕工事新聞」は、一般社団法人 全国建物調査診断センターが発行するマンションの適正な管理に役立つ管理組合向けのフリーペーパーです。コロナ過を契機に発行形態を紙媒体から全面的に電子版に移行いたしました。それにともない、これまで首都圏、関西圏のみの発行でしたが、ネット配信の強みを生かし、全国規模に拡大しました。当HPでは、「大規模修繕工事新聞」創刊から現在に至るまで、全ての記事をアーカイブ収録していますから、マンションの大規模修繕工事に関する情報やマンション管理組合に関する情報を右の<記事検索>にキーワードを入れるだけで表示させて、必要な記事を読むことができます。今後とも、マンション管理組合さまのお悩みに寄り添い適切な情報をお届けしてまいります。

File Data. 88 東京・板橋区/パークホームズ上板橋ヒルトップレジデンス管理組合

77-2分譲時の採用材料に高級感
クリーニングにも配慮が必要

今回は閑静な住宅街の丘の上に立地する高級マンション。分譲時に採用された材料も高級感が漂っている。
パークホームズ上板橋ヒルトップレジデンスは4~9階がアルミカーテンウォール、10階の最頂部がフライングコーニスと呼ばれるアルミパネル部分で、通常はロープ(ブランコ)作業で清掃が行われている。ガラス張りの高層ビルの大半がカーテンウォール工法で、その清掃風景がこのマンションでもあるのだ。
77-3 今回は全面足場がかかるので、ロープ作業では見落としがちな部分を重点的に調査し、不具合個所の発見と補修、入念な清掃および撥水剤の塗布を行った。
その他の外壁においては過去、タイルを補修した経験がある。このため浮き・欠損部を入念に調査し、修繕個所は既存タイルの撤去・新規タイルの張り付け、エポキシ樹脂モルタルによる欠損部の充填、アンカーピンニング工法による落下防止などを部位に合わせて採用した。
外廊下やバルコニーのシートに浮き、ふくれ、変退色などの劣化がみられ、通常より早い劣化スピードという判断から全面更新を実施。特に1階部分の共用廊下に関しては、台車の音などの騒音対策として、弾力性・遮音性のある特殊シートに貼り替え、高級感のある仕上がりとなり、騒音についても改善された。
ルーフバルコニーの床材については、端部処理、継ぎ目共に耐久性の限界を超えており、劣化のひどい住戸については、床材を撤去し、接着剤が残ってしまうことから、露出仕上げ可能な床用補修材を施工した。
77-4 オーナーズラウンジの張出パラペットの吹き付け塗装仕上げ面が、上部クラックからのエフロレッセンスにより汚れが目立っていたため、パラペット上部にウレタン塗膜防水を施工し、その上にステンレス水切りを設置し、雨水等が張出パラペット下部に垂れないよう汚れ防止対策を行った。
三和建装では、各作業の責任者(職長)の自主検査→現場代理人検査→社内検査(工事部スタッフ)→監理者検査→管理組合検査→居住者アンケートによる指摘等、複数のチェック体制で工事を進めている。各検査結果を検査シートに記録して監理者に報告し、監理者の承認後に次の工程に移る。
ISOの手法に沿った検査手順により、施工の品質管理を確保しているという。
(大規模修繕工事新聞 第77号)

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