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外壁の防水改修って何 !?③

外壁の防水改修って何 !?③

マンション改修への警鐘
トータルメンテナンスを提案・マンションの長寿命化と資産価値の保持

建物の耐久性に関する意識調査(国土交通省)

マンションの居住者にとって、「どれだけ建築物を長持ちさせられるか。」は切実な問題である。国土交通省のアンケート結果(建物の耐久性に関する建築主・生産者の意識)でも、『防水性の維持』がトップ項目になっている。
また、漏水、剥離、剥落等の直接的な欠陥や外観変化など、耐久性や寿命など日常生活の不具合回避にも強い関心がある。
さらに、同省の設計・施工関係者への外装仕上げ材の寿命に関するアンケートでは、塗装系仕上材は5年以下、左官系仕上材(モルタル塗りなど)は6年~ 10年の間で寿命に達するという回答が多かった。
石調パネルなどの乾式工法を除きほとんどの仕上材について、多くの設計・施工関係者が10年以内で寿命に達すると考えているのがわかる。一般的な大規模修繕工事サイクル13年に対して材料寿命が不足している。

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耐久性のある外装材とは

印藤文夫氏(印藤設計事務所代表・元日本設計取締役)は、その著書で外壁改修工事に採用する材料の重要なポイントを次のように指摘している。
『アクリルゴム塗料が定期的な塗り替えによって所定の伸長性を維持するかぎり、外部からの雨水の浸入もなく、躯体コンクリートの中性化は進展しない。現在までのところ、コンクリート躯体保護機能において、最も信頼できる塗料である』こと。
更に、『JIS A 6021規格によるアクリルゴム系化粧防水塗料の銘柄に十数種類のものがあるが、メンテナンスも考慮に入れて長期間の効果を期待するには、アクリルゴム系樹脂固形分が50%を超え、かつ、可塑剤を含まないもので、使用実績も15年を超えるものから選択する』ことである。引用:「マンション修繕・管理の実際」
現在、アクリルゴム系化粧防水塗料の銘柄は種々あるが、東亞合成のアクリルゴム系外壁化粧防水工法「アロンウオール®」は40年を超える実績があり、乾燥塗膜中のアクリルゴム系樹脂固形分が57%以上で、可塑剤を含んでおらず、十分にポイントを押さえている。

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問い合わせ先

東亞合成株式会社
機能化学品事業部 建材・土木グループ
www.toagosei.co.jp
〒105−8419 東京都港区西新橋1−14−1
☎03−3597−7341(ダイヤルイン)

(大規模修繕工事新聞 2013-9.5 No.45)

 


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