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「マンション修善工事請負契約約款」発表

19p-3 民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款委員会が4月、マンションの共用部分が対象の外壁塗装、屋上防水、給排水管更新などの修繕工事の実情を反映した「マンション修善工事請負契約約款」を策定、発表しました。
マンションに対する計画修繕の考え方が定着して30年以上経過していますが、これまで工事請負契約書式や約款については標準モデルがなく、新築工事向けのものを代用することが一般的でした。
そこで一般社団法人日本建築学会等の民間連合により、「マンション計画修繕工事請負契約約款協議会」の協力を得て、マンション修繕工事に適合させた工事約款が作成されたのです。
約款における発注者は、分譲マンション管理組合等を想定しており、管理組合法人あるいは、法人化していない場合は区分所有法上の管理者である管理組合理事長となります。
工事範囲は基本的に改修工事が対象となりますが、駐車場や付属棟などの増改築工事の発生も想定しています。
契約書式モデルには、発注者や受注者、工事場所、工事期間、請負代金、支払い方法、監理業務の委託内容のほか、工事完成保証や大規模修繕工事瑕疵担保責任保険の欄等も盛り込まれています。
今後、マンションの大規模修繕工事では、この約款をもとにした契約書式が管理組合と施工会社の間で利用されることになります。
■詳しくは…
民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款委員会ホームページ
マンション修繕工事請負契約書(PDF)
www.gcccc.jp/contract/pdf/mansion-1-construction.pdf

(大規模修繕工事新聞 第79号)