近年、ヒートアイランド現象が原因で突発的なゲリラ豪雨が発生し、浸水被害が増加しています。建物内部への水の浸入を防止するには土のうなどが使用されていますが、土のうは1袋約18kgあり、高さ30cm積み上げるだけでも多大な労力を要します。
そこで迅速な水害対策を可能とするのが、樹脂製の軽量タイプの止水装置『フラッドセーフライト』です。
『フラッドセーフライト』は面材部分に中空構造のポリカーボネートパネルを採用し、最大幅 2m・高さ50cm でも約10.8kg と軽量です。設置は左右のレバーを倒して、ピンを押すだけ(特殊固定金具=特許出願中)なので、土のうと比べて設置時間が大幅に短縮できます。
タキロン㈱による製品性能試験では、止水が難しいとされている初期浸水時から最大水深 50cmまで1 時間当たりの漏水量は5リットル/時間/㎡という優れた止水性を発揮しました。 これは土のうの約600倍の止水性です。
(大規模修繕工事新聞 第683号)