日本マンション学会は17-18日、名吉屋市内の椙山(すぎやま)玄学園大学・星が丘キヤンパスで20l0(第19回)名古屋大会を行った。
17日のメインシンポジウムのテーマは「持続可能なまちづくりとマンション」。パネリストは海道清信・名城大学教授、佐藤圭二・中部大学教授、花井増實,弁護士、松本恭治・高崎健康・福祉大学教授、小林秀樹・千葉大学教授の5人。住宅、商業、医療などの機能が複含して就業密度も高いコンパクト・シティー、街の中のマンション配置プランを考慮したアーバンデザイン、維持管理・運営だけでなく管理組合の「経営管理」を想定した法制度の改正提案などのディスカッションで盛り上がった。
コーディネーターは斉藤広子・明海大学教授、鈴木克彦・京都工芸繊維大学教授が担当した。
今後のまちづくりのあり方、その中でのマンションの位置づけ、日本マンション学会の研究から社会への警笛・声明などがほしいという会場か5の意見もあつた。
シンポジウムの他は2日間で「コミュニティづくりへの専門家の役割」「最近のマンション紛争と裁判」など、7つの分科会報告が行われた。
写真は18日の第6分科会の様子。
テーマは「超高層マンションの長期修繕計画と大規模修繕工事」。
マンションリフオーム技術協会の田辺邦男会長、星川昇二郎副会長が解説を行った。
(大規模修繕工事新聞 第05号)