横浜・グランフォーレ戸塚ヒルブリーズ管理組合と同自治会は4月4日、毎年恒例の第7回桜祭りを行った。
マンション前の約500mの区間に200本のソメイヨシノの花びらが舞う戸塚・八幡山。ところが隣接マンション建設のため桜並木伐採計画やテングス病など、いろいろな問題が発生する。
この花見の名所である「八幡山の桜」を自分たちで守り続けていこうという目的ではじめたのが、グランフォーレ桜祭りである。
桜祭りは、こうした背景からグランフォーレの住民だけでなく、周辺住民との交流も含めるイベントとなっている。そして「桜基金」等による有志の保存活動にも役立っている。
地域性を出すイベントの工夫
グランフォーレ桜祭りは近隣の舞岡中学吹奏楽部、明治学院大学チアリーディング部、町内会など地域にかかわる人たちの発表やアピールの場所提供も兼ねる。
「中学生の演奏会をすれば、その親も桜祭りに来るでしょう」と桜祭り実行委員会の委員長。グランフォーレの住民が自家用車を出して、楽器の運搬、さらに昼食のお弁当も出す配慮も忘れない。場所さえ提供すればいいというものではないらしい。
イベント企画の工夫は配慮も含んでこそ、といえそうである。
●マンションデータ
2001年竣工・RC206戸・2棟(管理棟別)・10F建て
管理費の戸当たり㎡単価…………170円
修繕積立金の戸当たり㎡単価……団地修繕積立金45円、棟別55円
駐車場の月額使用料………………ピット式3段機械式駐車場
(下段9,000円、中段6,000円、上段13,000円)
管理形態……………………………全面委託管理・㈱東急コミュニティー
管理員の勤務形態…………………通勤管理2人体制(祝日以外は土日も在勤)
理事会………………………………月1回
メンバー構成………………………理事8人・監事2人
任期…………………………………内規で半数改選の2年
(大規模修繕工事新聞 第05号)