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防災キーワード「おかしもち」とは

防災キーワード「おかしもち」とは…
小学校の避難訓練などで教わる災害避難時の心得である「おかしもち」。むしろ大人こそ心得ておくことが大変大切です。何の略か知らない方のためにご説明すると、
1.『お』・ 押さない(避難中は前の人を押してはいけません)
2.『か』・ 駆け出さない(避難中は駆け出してはいけません)
3.『し』・ しゃべらない(避難指示が聞けなくなるのでしゃべってはいけません)
4.『も』・ 戻らない(どんな忘れ物があっても避難してきた場所に戻ってはいけません)
5.『ち』・ 近寄らない(どんな事情があっても避難してきた場所に近寄ってはいけません)
となります。ご家族内でもう一度確認してはいかがでしょうか。
家具の転倒防止
少なくとも新耐震基準のマンションに住む限りは、建物自体が倒壊することはあり得ないというのが私の見解も含め、国の考えと言って弊害はないと思います。
その前提で部屋の家具の転倒防止ひとつが大規模災害時に小学校の固い体育館の床で過ごすか、快適な自宅で不便ながら過ごせるかの分かれ道になります。
冷蔵庫が転倒せずに食料が確保されていれば、普通のお宅なら1週間分程度の食料は確保できるはずです。冷蔵しているお肉は保冷剤代わりになる上、溶けてくればカセットコンロで震災の最中に贅沢な焼き肉が食べられたりします。
まずは、家具の転倒防止から考えてみましょう。

(大規模修繕工事新聞 第69号)


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