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受水槽、浴槽からの漏水対策

2012-11-11-24

漏水する受水槽、浴槽を改修する場合には注意が必要だ。それは漏水する受水槽、浴槽の多くは動きを伴うからである。
動きの原因としては下記の通り。

(1)水圧による動き:
受水槽、浴槽に入れた水の重さは数トンから数十トンにもなり大変大きな圧力が躯体に加わります。これにより躯体は変形する。
(2)温度差による動き:
特に浴槽においては浴槽の湯と冷たい躯体の温度差が原因で動きが発生する。
(3)脆弱な基礎が原因の動き:
建物の中の受水槽、浴槽などは、躯体が受水槽の重さに耐え切れず変形するケースがある。

動きのある躯体には通常柔軟性のあるアスファルトやウレタン防水材が使用されますが、多くの受水槽、浴槽にはこれらは適していない。
それは柔軟な防水材は有機物で出来ており、水と長時間接することにより劣化してしまうからである(加水分解という現象)。

そこで水槽、浴槽の防水には柔軟性と水と反応しない性質を併せ持つ防水材が必要になる。
『カスターNBエラスティック』は2㎜までのクラックを架橋(つなぎ止めること)する柔軟性がありながら、水と長時間接しても劣化しない耐加水分解性を併せ持ち、受水槽、浴槽の防水に適している。タイルを張ることもできる防水材なので、タイル仕上げの浴槽にも最適といえよう。

(大規模修繕工事新聞 第11号)

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