月刊「大規模修繕工事新聞」は、一般社団法人 全国建物調査診断センターが発行するマンションの適正な管理に役立つ管理組合向けのフリーペーパーです。コロナ過を契機に発行形態を紙媒体から全面的に電子版に移行いたしました。それにともない、これまで首都圏、関西圏のみの発行でしたが、ネット配信の強みを生かし、全国規模に拡大しました。当HPでは、「大規模修繕工事新聞」創刊から現在に至るまで、全ての記事をアーカイブ収録していますから、マンションの大規模修繕工事に関する情報やマンション管理組合に関する情報を右の<記事検索>にキーワードを入れるだけで表示させて、必要な記事を読むことができます。今後とも、マンション管理組合さまのお悩みに寄り添い適切な情報をお届けしてまいります。

会社探訪/株式会社カシワバラ・コーポレーション

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改修専門業者との信頼関係を築くため管理組合からも積極的なアプローチを

2010-12-12-11会社は昭和24年3月創業。今年で61年歴史を持つが、柏原伸二社長は「マンション改修専門業者における建設業全体の位置付け、地位が社会的にはまだまだ低い」と話す。
「これまでの事業の歴史から、海外からもプラント塗装などで学んだことを、この業界に生かせるはずです。それを向上させるためには、一言でいえば『信頼』です」
2010-12-12-14 近年は管理組合もインターネット等で情報を集める傾向が増加してきた。
しかし、「会社を知ろうと思ったらインターネットで調べるなど、外側のことだけではダメですね。会社に訪ねて行ったり、玄関を汚れや社員の対応をみたり、会社の内側を知ることが大事ではないか」と社長。
管理組合へヒアリング行く時の営業担当や現場責任者は、それぞれきちんとした身なりできちんとした話し方をしていく。
「それを見ていたのでは本当の実態というのは見えません。会社パンフレットみて、プレゼンテーションで決めるだけでは『信頼』がどこにあるのか見えないでしょう」。
カシワバラ・コーポレーションの社員は山口県の地元採用が多い。会社の在り方を知っている人が多いため、「どういう会社かを知って、それで誇りを持って就職先に決めてくれる学生ばかりです。そういう有能な社員をどんどん首都圏に集約させ、会社の『信頼』を得る努力をしています」。
管理組合もヒアリングやプレゼンテーションなど、受け身な姿勢だけではなく、もっと企業に対して社内の様子を知るような積極的なアプローチが、お互いの信頼関係を築くことにつながるといえるだろう。

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(大規模修繕工事新聞 第12号)


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