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File Data. 26 横浜市金沢区/シティ能見台いこいの街第二管理組合

21-2011-09-1期間中に配布する工事チラシに
最大限の「気配り・気遣い」

施工者であるカシワバラ・コーポレーションのベテラン営業マンA氏がスキルアップを目的に自ら申し出て、現場副代理人として工事に加わった現場からの報告である。
シティ能見台いこいの街は能見台でも一番の高台に立地しており、海からの風が強く感じられる。
このため、「風の強い日はいつも以上に塗料等の飛散に気を使った」とA氏。「当たり前のことですが、作業員(特に鳶)には親綱、安全帯を厳しく徹底させました」。
21-2011-09-2 現場に入って改めて実感したのは居住者とのコミュニケーション。普段は営業として、理事会や修繕委員会など、工事を行うことをある程度理解している人々と工事の内容
や進行等について話ができる。
ところが現場に入って工事開始早々、居住者である女性の問い合わせに「着工前の工事説明会でご説明したように…」と切り出すと、「主人は説明会に出たけど、私は出て
いないし、素人だから理解できない」と言われた。
確かに、どこのマンションでも工事説明会の参加は全体の30%~ 40%。資料は全世帯に配布するが、すべてが工事を理解してくれているとは限らない。
「弊社代表がいつも言う『究極の仕上げ屋』を目指し『几帳面、真面目、丁寧』に『気配り・気遣い』を入れるには何をすればいいかを考えました」
そこで、工事期間中に配布する工事チラシをわかりやすくしようと施工部位の写真と施工後(他物件等)の写真を載せ、今まで一色刷りだったのをカラーにして配布した。
すると居住者から好評の声が。「最後には『細かい気遣いをしてくれて、良かった』とお褒めの言葉を多々いただ
きました」とA氏。
「居住者の皆様が大規模修繕工事を理解してくれたら、工事自体、非常に円滑に進むことも改めて勉強しました」とも。現場に出てこそわかるというものがあるのだ。
(大規模修繕工事新聞 2011-09 No.21)

バルコニー塗装工事用チラシ
バルコニー塗装工事用チラシ

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