1回目の大規模修繕工事を実施している東京・江東区のラ・コピエ門前仲町管理組合で3月19日、工事の作業を体験できるイベントを開催しました。企画は修繕委員会、主催は施工者の㈱エーファイブです。
企画の狙いは、住民と職人のコミュニケーションです。どんな作業をしているのか、「それを体験してもらうことで、工事に対する満足度を高めてほしい」とエーファイブの木村康三社長。シーリング材の注入と外壁上塗材の塗装を体験してもらいました。
工事体験以外にもプレゼントがもらえるコーナーを設け、職人さんと触れ合える企画を催しました。修繕委員からも「住民との距離が縮まることで職人にもやりがいが芽生え、工事の品質向上につながるのでは」と期待が寄せられています。
2月18日から仮設工事を開始。1カ月後の現段階で調査が終わり、これから本格的な作業がはじまることになります。
今回の工事の大きな特徴は、枠組み足場を設けないこと。エーファイブはロープブランコによる施工を得意としていて、マンションの状況に応じて、ロープ工法と通常の足場を併用した大規模修繕工事を提案しています。
ラ・コピエ門前仲町では、正面エントランス側の外壁タイルに浮きが多くみられたため、正面側はゴンドラ足場を採用し、その他はロープブランコによる施工を行う予定です。
(大規模修繕工事新聞 第76号)